Monday, March 24, 2014

エイヴリーエルのピグメントインクとシャドウインク(ダイインク)を徹底比較!

「キットの発売を楽しみにしています!」という声がとてもうれしいです!

今日はエイヴリーエルのインクを使った色違いをいくつかとシャドウインクバージョンをお見せして、ピグメントインクとダイインクの違いについてお話ししたいと思います。

こちらが昨日のラズベリー(ピンク)を使ったサンプルでした。


葉っぱにはセロリ(濃い方のグリーン)を使っています。

エイヴリーエルの他の色を選びます。


葉っぱは同じくセロリ、お花をフィズ(オレンジ)でスタンプしました。


こちらはチェリー。赤です。


 シュガープラムは深いパープル。


ピグメントインクは、買うのも使うのも本当に久しぶりでした。

次は、いつものシャドウインクを使ったバージョンです。

毎度おなじみ?のレッドロイヤル。葉っぱはフォーエバーグリーンです。


こちらは本当によく使っているバターバー。私の初シャドウインクで、常にお気に入りトップ5に入っている色です。



ワークショップで使って気に入ったのに前回はメーカー在庫切れだったダーククォーツ。やっと来ました!



葉っぱも新色のライムグリーンを合わせています。

シャドウインクに出会う前まではダイインクが苦手で、近くのクラフトストアに色が揃っていることなどからも、カラーボックスのピグメントインクばかり使っていました。

ダイインク(シャドウインク、ディストレスインク、メメントなど)にもピグメントインク(エイヴリーエル、カラーボックスなど)にも長所と短所があります。

多くのスタンパーさんたちはどちらも揃えて用途に合わせてインクを選んでいらっしゃることでしょう。

しかし、どうしてもゆずれない長所や我慢できない短所などは人それぞれで、おそらくダイ派とピグメント派に分かれるのではないかと思います。

長年ピグメント派で、1年ちょっとの間ダイばかりになり、ここへ来て久々にピグメントを使ってみた私の感想を交えてその違いをお話ししたいと思います。

まず、見るからに違うのは、パッケージのされ方。多くのピグメントインクのフタは透明ですが(そうでないメーカーもあります)、ダイインクはパッドが見えないようになっています。


それは、ピグメントインクと違い、ダイインクのパッドはあまり美しくないからでしょう(笑)。

というより、パッドの色が実際のインクの色のガイドになり得ないから、と言った方が正しいかもしれません。

上はシャドウインク(ダイ)のダーククォーツ、下はエイヴリーエル(ピグメント)のフィズ。


「エイヴリーエルのフタには色名が書いてない」と驚かれるお客さまがいらっしゃいました。

ホントだ、と思ったけれど、パッドのそのものの色で識別できるため、わざわざ記載する必要がないのでしょうね。

パッドの色もですが、硬さも違います。

ダイインクのパッドは硬く、ぎゅっぎゅっと押しつけてもへこみません。

なので、よほど彫りの浅いスタンプでない限り、凹の面にまでインクが付くことはまずありません。


一方ピグメントインクのパッドは、スポンジ状でふかふかしています。なので、ぎゅーっと押しつけるとスタンプが埋まって凸面がパッドの底まで届いてしまいます。



スタンプ経験者さんにはこんなのわざとでしょ?と思われるかもしれませんが、力加減の分からない初心者さんはよほど事前に言われて気をつけない限り、これをやってしまいます。



スタンプの凹面にまでインクが付いてしまうと、こんな小さいものならいいですが、デザインがよく見えなくなってクリアの意味がなくなってしまうこともあります。

そして、クリアスタンプならアクリルブロックを拭けばいいのですが、ウッドマウントのラバースタンプだとそうはいきません!

我が家のは木にインクが染み込んじゃってすごいのがいくつもあります。 夫が好んで使った証拠です(笑)。

3歳と5歳の子どもたちがクラフトをする友人宅のウッドマウントスタンプも、同じ目に遭っていました。

ピグメントインクはスポンジの表面だけをポンポンと軽く叩いてインキングしますが、ダイのパッドはガンガン打ち付けても平気だし、ぎゅーっと押しつけてもビクともしないので、扱いがとても楽です。

次は、インクのサラサラvsネチネチ度の比較。

以前ダイが苦手だった最大の理由はここにあります。ソリッドスタンプ(凸面のスタンプ)が多かった私にとって、水っぽいダイインクは広い表面だとはじくもの、だったのです。

実際、表面張力で水分が集まろうとし、部分的にはじいたようにムラになります。




これがダイが苦手な最大の理由だったのですが...

シャドウインクは違いました。これもシャドウインク(ダーククォーツ)。この段階ではゴム面にまだらにインクが付いています。

そして、押した瞬間もインクはまだら(右)。しかし、時間が経つにつれて濃いポツポツが消え、白く残ってしまった部分にも色が入り、均一になるのです(左)。


これは、インクがペーパーに浸透して、表面から見えるインク量が同一になるためです。

そして、色味もビビッドカラーからパステルカラーに変わります。これを「色褪せ」と捉えられるか、それとも「よい感じになじむ」と感じられるか。

そこが、シャドウインクのファンになってこればっかりになってしまうか、それともそれっきりになって別のインクを求めるかの分かれ道ではないかと思います。

これはあくまでもシャドウインクの性質であり、すべてのダイインクに共通するものではありません。まだらについたらまだらのままというインクもあります。

ピグメントインクはと言いますと、粒子(ピグメント)の入った粘度のあるインクですから、表面張力には影響されず、ゴム面にねっとりと吸着します。


上の写真、インクがまだらについているのが見て分かりますでしょうか?右の方にはたっぷり、左の方には擦った程度にしかインクが付いていません。

ピグメントインクは、インクのしっかり付いているところとそうでないところがハッキリと目で見て分かるのも長所です。

こちらは全体にしっかりとインキングした状態。インクの浸け残しがないか、確認することが出来ます。



これが成功ならいいのですが、もしもそれでもインクの濃い部分と薄い部分があった場合、時間が経ってもピグメントインクはそのままです。



まったく同じ条件で押したはずなのに、右は濃いめに全体に均等に、左は右下に陰があるかのようにそこだけ濃くなっています。白っぽくプチプチとした感じもあります。

ピグメントインクはペーパーに染み込みません。表面に乗っかったまま乾きます。そこが、ダイインクとの一番大きな違いだと思います。

インクが染み込まず、すべてペーパーの表面に集まった状態ですので、染み込むダイよりも乾きは遅いです。

クリスマスにみんなで使った(笑)、真っ白なピグメントインク、ユニコーン。

あれはクラフトカラーに映えてとてもよかったけれど、 せっかく作ったカードをうっかり触ってしまわないよう、確実に乾くまで、念のために翌朝まで重ねずに広げておいたりして、手のかかるインクでしたよね(笑)。

あれがいい例です。

その代わり、水分が飛んでピグメントだけ残って乾いたユニコーンの不透明なこと!あれはダイインクでは得られない効果です。

ダイインクは、大半のものがほぼ一瞬で乾き、押していくそばから重ねても平気です。事務員さんが書類にポンポンとはんこを押す黒や赤のあれは、ダイインクの代表です。

使い終わったあとの手入れの楽さも違います。

ほとんどのシャドウインクは、一度押したあと要らない紙に1、2回押しつけるとインクはほとんど残っていません。

染料が残っていたとしても、水を含ませたペーパータオルなどでサッと拭けばきれいになります。

同じスタンプで複数のインクパッドをあちこち行き来させたい場合は、作業がとてもスムーズです。

しかし、ピグメントインクは粒子が入っているため、細かい隙き間や側面などに付いたインクを落とすのが大変です。拭いても拭いてもストロークが残って、次に別のインクを使いたい時はもどかしいです。

「配色祭り」なんて言う時は、シャドウインクだと本当に楽しい!ピグメントインクだと、時間の半分以上は拭く作業に費やされます(苦笑)。

「使用後のインクを拭き取って別の色のインクパッドが使える状態にする、またはシートに戻して片付けられる状態にする」という意味での手入れと、「色の付いたクリアスタンプを透明に戻す、または色を薄くする」という意味での手入れは別ものです。

後者は、いわゆる色素の沈着です。

私は真っ黒、真っ赤、または真オレンジだけれど、持っている一番薄い色のインクでも使えるくらい「きれいな」スタンプをたくさん持っています。

色素の沈着は、スタンプの汚れとは違うのです。

この沈着、初めてクリアスタンプを使う方には衝撃のようです(笑)。

これまで、「たった1回使っただけなのに色が残ってしまった!」、「慌ててステイズオン専用のクリーナーをオーダーしましたが(ステイズオンインクを使ったわけではないのに)、今出来る応急処置はないでしょうか?」などなど、救急患者さんからのメールが何度かありました。

クリアスタンプの沈着が普通のことであると分かると、みなさん安心してくださいます。「スタンパーの勲章だと思って沈着も誇りにします」なんて冗談をおっしゃった方も(笑)。

沈着のしやすい、しにくいは、一概には言えませんが、どちらかと言うとピグメントの方が沈着はしにくいように感じます。

ダイインクの赤や黒は一発です(笑)!

色合わせとサンプル作りに使ったあとのキットのスタンプは、こんな状態になっています。


どれも、淡ーいピンクのインクだって平気なくらい、キレイなんですよ。沈着しているだけです。

長くなりましたので、ピグメントインクとダイインクの比較は明日の記事に続きます。

私のアクリルブロック、すごく使いやすそうでしょう?これについても詳しく書こうと思いますので、ぜひまた見にいらしてください。

「キットの発売が楽しみ!」、「予約制になってよかった!」という声をたくさんお聞かせいただき、私もとてもうれしく思っています!

いろんな色で、いろんなアレンジで...みなさんの花束カードが見られるのが、私も今から楽しみで仕方ありません!

もったいつけてないで、キットの内容をお見せしますね。




ちっちゃなパーツにうれしい、ミニアクリルブロック付き!普通サイズのじゃつぼみのスタンプとか酷だろう、と思い、奮発しちゃいました(笑)!

もちろんスタンプとのセットですので、上の材料を使い切ってしまってもお手持ちの基本の道具や材料で複製できます。





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